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STマイクロエレクトロニクス (STMicroelectronics) によるST53Gのデザインにより、バッテリー駆動の腕時計やデバイスのメーカーは、非接触型決済やその他の近距離無線通信技術 (NFC) 機能を自社の製品に組み込むことが可能になる
著者 Claire Swedberg
Nov 02, 2017

STマイクロエレクトロニクス (STMicroelectronics) がST53Gシステムインパッケージ (SiP) を発表した。このソリューションは、同じパッケージ内に統合されたセキュアエレメント (SE) とRFブースターで構成されており、腕時計、フィットネストラッカー、電子ハンドセット、おもちゃなどのウェアラブルデバイスに組み込まれ、非接触型決済を安全に行う。SEは、同社のST31系の32ビットセキュアマイクロコントローラユニットの一部で、近距離無線通信技術 (Near Field Communication/NFC) を使用している。

スマートウォッチ、スマートフォン、タブレットなどの電子デバイスには、NFCリーダーやタグとして機能するNFC対応の技術がすでに搭載されている。しかし、STマイクロエレクトロニクスのバンキング及びIDマーケティングディレクターのクリスチャン・ヴィグネ (Christian Vignes) 氏によれば、年間数十億個が製造される腕時計のうち、スマートウォッチが占める割合はごくわずかだ。そこで、類似する技術をクレジットカードに埋め込むことによって、スマートウォッチを持たない人々もNFC決済技術の恩恵を受けることができるかもしれない。

ST53Gを使用すると、非接触型決済やその他のNFC機能をバッテリー駆動の腕時計に組み込むことができる。
このシステムは通常、ウェアラブルデバイスに組み込まれたバッテリーの電力を使用して読み取り範囲と速度を向上させるため、バッテリー駆動のコンシューマ製品でも使用できる可能性がある。さらに、このソリューションは、コーヒーマグやリストバンドのようなバッテリーのないものに使用しても、狭い範囲での読み取りを可能にする。

ST53Gは、ウェアラブルデバイス内の単一または二重の非接触型アプリでNFCカードエミュレーション機能を有効にするように設計されている。このモジュールは、ISO14443規格に準拠したST31G480デュアルインタフェースSEと、アンテナのアプリおよびサイズに応じて最大10センチメートル (3.9インチ) の読み取り範囲を実現するブースターで構成されている。

STマイクロエレクトロニクスのセキュアMCU部門におけるバンキング及びIDに関する中央マーケティングディレクターであるクリスチャン・ヴィグネ (Christian Vignes) 氏によれば、通常、アンテナは非常に小さくすることが可能で、SEとブースターを搭載したST53Gモジュールは、4ミリメートル (0.2インチ) の正方形のフォーマットで提供される。このブースターにより、小さいアンテナでも10センチメートルの読み取り範囲を確実に達成できると、STマイクロエレクトロニクスは説明している。従来の非接触型またはNFC対応のタグおよびカードには、通常、製品の全領域を活用するアンテナがついているが、ウェアラブルの場合、その領域は限られている。

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