軽量のリレーで小型のドローンによる屋内でのRFIDタグ読み込みが可能に

MITが、ユーザーがタグとリーダー間のデータを転送するバーチャルアンテナアレイ搭載の小型のドローンでタグのデータを読み込むことを可能にするRFIDシステムを開発した。
著者 Claire Swedberg

この機能により、リーダーソフトウェアはドローンの位置とRFの応答角度によりタグの位置を推定するアルゴリズムを使い、それぞれのタグの位置をドローンの移動中にIDを受信する角度に基づき推定することができる。同グループでは、このテクノロジーをドローン上のバーチャルアンテナアレイとしている。屋内環境ではタグとリーダー周辺の反射が受信信号強度(RSSI)計算の障害となるため、こうした設定がRSSIの代替として望ましいとアディブは言う。

メディアラボはラボ内でのドローンテストを行い、RFIDリーダーとタグの単純な組み合わせのカバー範囲の約100倍のエリアにわたり、タグを正確に読み込めることを確かめた。チームは更に、家具小売業者Red Threadのボストンの倉庫で技術の試験を実施し、現実環境での飛行技術の安定性と安全性を確認した。

ファデル・アディブ
研究者らが使用しているドローンのサイズは縦30センチメートルに横40センチメートル(縦11.8インチ、横15.7インチ)で、200グラム(7オンス)までのデバイス1点を搭載することができる。リレーの重量は30グラム(1オンス)にすぎないため、このシステムは更に小型のドローンでも使用することができるとアディブは述べる。

同グループの次のステップは、より精度の高いデータをキャプチャできるようこのシステムを更に発展させることである。アディブによれば、目標は、タグの位置を半インチ内で特定することだ。このレベルの精度の重要性は高まるだろうと彼は述べる。「将来的には、ロボットにピックアップをさせる必要が生じるかもしれません。」ロボットが正しい商品をピックアップできるよう、「その場合、こうしたレベルの精度が必須となります」とアディブは言う。

それほどまでに高い位置精度を実現する方法は未だ見つかっていないとアディブは述べる。長期的には、同グループは商業顧客向けの完全なソリューションの開発に協力するパートナー企業との協業を予定していると彼は付け加える。

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搭載: Haycco