東京の病院、RFID機能付きの棚を利用して機器を追跡

帝人のシステム「レコピック」を使うことで、聖路加国際病院はポンプやその他の機器の位置および状態を管理できている。その結果、臨床工学室への立ち寄りが減少し、看護師が機器を病棟内に留めておく傾向も緩和されている。
著者 Claire Swedberg

病院がその機器にタグ付けしたとき、各備品に関するデータはソフトウェアに入力されて、その機器のタグ上に固有IDが付けられた状態で保管された。この情報は同病院のサーバー上に存在する「レコピック」ソフトウェアが保管し、読み込んでいる。

看護師が備品を臨床工学室から持っていく場合、看護師はそれを単に持ち去るだけでよく、その後、このソフトウェアがそれに応じて備品の状態を更新する。もしそのタグが120分を超えても読み取られなかった場合、患者に対して使用されているとの仮定に基づき、備品の状態は再び「使用中」として更新される。万一、その機器が22の病棟のうち別のどれかの棚に置かれた場合、機器がその地点に保管されているというアラートをソフトウェアは受けることになる。

機器が患者に対して使われたあと、職員の一人は洗浄とメンテナンスのため、臨床工学室へと返却する。職員はそれを受取棚の上に置くだけでよく、これを受けてソフトウェアは更新される。エンジニア職員がその備品を洗浄し、洗浄・メンテナンス済み棚へと置くと、そのことによって、その機器は再利用可能であるとソフトウェアが認識することになる。

特定の機器を必要としている職員は、その必要な備品がどこに存在しているのかをリアルタイムで知るために、ソフトウェア内でその機器の状態を閲覧できる。「病院は、システム内に記録されたデータを逐一確認し、分析することで、病院の建物全体の状態を容易に知ることができるでしょう」とアラモト氏は語る。

帝人は2012年に「レコピック」というソリューションをリリースした。アラモト氏によると、それ以来、同社はこのテクノロジーに改良を施し続けているという。彼は次のように述べた。「当社は920 MHzに適合するシステムに慣れています。当社はまた、RFIDシートの表面上で強くなり、表面から離れていると弱くなるよう、電波の反応性を強化しました」。今後、聖路加国際病院はシステム内の過去データを利用することで施設内における機器の流れをより適切に管理していく予定だ。

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