IoT機能付きスピーカー用のオーディオ・チップがNFCとBLEを活用

スピーカーをはじめとするオーディオ機器のメーカーは、Wi-Fi自動接続やBluetoothのペアリングができるようなNFC機能付き製品の開発を急いでおり、またユーザーが家庭やさまざまな施設でIoT (モノのインターネット) に組み込んで使うことのできるBLEメッシュ機能の搭載も進めている。
著者 Claire Swedberg

NFC技術を使えば、ユーザーは自分のスマートフォンとCSRA68100チップが組み込まれたスピーカーをはじめとする機器とのペアリングを、そのデバイスの近くでスマートフォンをタップするだけで実現できるようになる。

このオーディオチップのファミリーには、さまざまなアプリケーションで使えるようにBLE技術も搭載されている。クアルコムは、たとえばヘッドセットの製造業者がこの機能を使ってBluetooth機能付きヘッドセットにBLE機能が搭載され、そのBLE機能でたとえば心拍数計等のセンサーが組み込まれたウェアラブル機器と通信しあうことを想定している。ユーザーが着用するヘッドセットがまずこうしたセンサーからのデータを受け取り、ユーザーが競技や日課のジョギングを終えて家に帰ると、そのデータが携帯電話へと転送される、といった仕掛けだ。

クアルコムは、Bluetooth SIG (Bluetooth分科会) と緊密に協力しあって、同社の新しいメッシュ型ネットワークの仕様を公開した。これを参考に、機器メーカーは将来、Bluetoothメッシュ型ネットワークの機能をそれぞれの機器に組み込むことができる。たとえば、このBLE機能があれば、クアルコムのオーディオチップを搭載したスピーカーは、最近発表されたBLEメッシュ仕様書に従って他のスピーカーと繋がることができるようになる (Bluetooth SIG仕様に従いBLEメッシュ型ネットワークができあがる参照)。この場合、メッシュ型ネットワークの機能があれば、ユーザーはある一つのスピーカーのサウンドを調整したり電源のオン・オフができるようになるし、そのスピーカーは、ネットワークで繋がる家庭内やオフィス内の他の多くのスピーカーと、制御などのデータを共有できるようになる。

メッシュ機能があれば、スピーカーに内蔵されているBLE機能付きチップが、スマートフォンから送られてくるデータを他のBLE機能付き機器へと転送できる。たとえば照明の制御などのデータを、多くのスピーカー越しに次々と転送するのだ。そうして、クアルコム製オーディオチップを内蔵しているスピーカーがメッシュ型ネットワークの一部になるように設定されている限り、そのBLE機能を利用して、別の階にある照明さえもコントロールできるのだ。

「私たちのビジョンが実現すれば、いっそう心地よいユーザー体験ができるでしょう」とハーヴェイは語る。「消費者の皆さんは、各自のさまざまな機器がBluetoothを経由で繋がるとどうなるか、すでによく分かっています。」そしてこのNFCやBLEの機能は、オーディオ機器に組み込まれているBluetoothを簡単に利用するための、新たな2通りの使い方なのだ。Bluetooth機器のメーカーのいくつかは既に、NFC技術の利用ができ、またBluetooth機器とのペアリングのためのBLE機能が使えるように、自社製品に機能の搭載を進めているという。

RFIDジャーナルイベント
Live Events Virtual Events Webinars
ヘルプ RFIDジャーナル日本について 広告掲載について 利用規約 プライバシーポリシー お問い合わせ
© 著作権 2017 Emerald Expositions, LLC. All Rights Reserved. Terms of Use | Privacy Policy
搭載: Haycco