IoT機能付きスピーカー用のオーディオ・チップがNFCとBLEを活用

スピーカーをはじめとするオーディオ機器のメーカーは、Wi-Fi自動接続やBluetoothのペアリングができるようなNFC機能付き製品の開発を急いでおり、またユーザーが家庭やさまざまな施設でIoT (モノのインターネット) に組み込んで使うことのできるBLEメッシュ機能の搭載も進めている。
著者 Claire Swedberg
Aug 17, 2017

クアルコム (Qualcomm Technologies) は、最新のオーディオチップにNFC (近距離無線通信) 13.56 MHz技術およびBLE (Bluetooth Low Energy) の機能を付加し、このチップを使った機器の使用者が無線機器のペアリングをより簡単にできるようにした。このCSRA68100は、クアルコムによれば同社のBLE機能付きの最新のオーディオチップであり、NFC無線機能の組み込みは同社初である。

クアルコムは、スピーカーおよびヘッドセットの製造業者が製品に組み込んで使えるよう、製品群QCC300xとして知られるエントリーレベルのフラッシュ・デバイスのファミリーを提供している。クアルコムの製品管理担当シニアディレクターのクリス・ハーヴェルによれば、このチップファミリーは、このチップが組み込まれた機器を所有しているユーザーが、手許のスマートフォンを用いてその機器をスマートホームの一部として利用できるようにと作られたものだ。CSRA68100チップをはじめとするこのQCC300xファミリーは、先月より販売が始まった。

クアルコムのクリス・ハーヴェル
クアルコムによれば、このオーディオチップの新ファミリーにはどれもBLEの機能が付いている。主な利用ケースとして、BLE機能が付いたセンサーなどの他のデバイスとの接続ができるように作られている。CSRA68100用のソフトウェア・アプリケーション・スタックの将来のアップデートにより、このチップは、ユーザーの家庭や職場のBLEメッシュ・ネットワークの一部となって役立つ。CSRA68100チップが持つNFC機能ならば、これまでよりも素早くWi-Fi接続が得られるし、Bluetoothのペアリングもより自動化が進む、とハーヴェルは言う。このチップの適用例の一つは、NFC機能が組み込まれているスマートフォンを使って、ネットワーク上のスピーカーやオーディオ機器を近くのWi-Fiネットワークに接続することだ。

もしNFC機能が搭載されたユーザーの携帯電話に、家庭などの特定の場所で有効なWi-Fiクレデンシャルがあれば、その携帯電話をNFC機能付きスピーカーに向けて画面をタップすればよい。

NFCはまた、Bluetooth機能付きの機器間のペアリングをより自動的に進める際にも役に立つ。これは実際にはとても価値のある使用例になる、とハーヴェルは言う。今後、ユーザーが利用することになるBluetooth機能付き機器の数はどんどん増えるからだそうだ。Bluetooth機器がたくさんある場所では、画面をスクロールしてまずペアリング相手の機器を探し出さなければならない。「エンドユーザーの回りのBluetooth機器は今後どんどん増えていくため」ハーヴェイによれば、ペアリングの相手機器を適切に探し出すことが難しくなる。実際、消費者は、Bluetooth機能付きサーモスタットや照明の制御、家庭や他の場所でのセキュリティのためのさまざまな利用などを期待しているのだそうだ。

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