ニュージーランドの農場がIoTを使って水とエネルギーの消費を削減

シュナイダーエレクトリック (Schneider Electric) の技術を使用したWaterForceのSCADAfarmシステムにより、牛、羊、野菜の生産者であるBlackHills Farmは、水のレベルと作物の状態を遠隔監視し、いつでもあらゆる場所で正しい量の水を供給できる。
著者 Claire Swedberg
Aug 14, 2017

ニュージーランドの農業技術関連企業である WaterForce は、マイクロソフトのAzureとAzure IoTのテクノロジープラットフォームに構築されたシュナイダーエレクトリックが提供するセンサーテクノロジーとソフトウェアを使って、ニュージーランドの農場のためにIoTをベースにした水の管理とかんがいシステムを提供している。シュナイダーエレクトリックによると、今年 BlackHills Farm で採用されたこの技術は、水の消費を30%削減した。

SCADAfarmシステムは、ワイヤレスセンサーと気象ステーションからのデータを取得し管理するクラウドベースのソフトウェアプラットフォームで構成されており、農場が土壌の条件に関する情報を確認し、それに応じて水の使用を調整するのに役立っている。農場の報告によれば、このシステムの使用開始以来、水の消費量だけでなく、エネルギーコストも50%削減されている。この技術により、BlackHills Farmは、土壌の水分と大気のレベル並びに水の条件を決定でき、作物の各畑ごとにかんがい、ポンプ、スプリンクラーの動作を調整できる。

シュナイダーエレクトリックは、EcoStruxure IoT接続製品とエッジ制御、さらにデータを管理するEcoStruxure IoTソフトウェアを使用してSCADAfarmを提供している。WaterForceは、これらの相互運用可能な要素を取り入れ、独自の水管理技術と組み合わせて、農家の農業かんがいや排水機能の管理、監視、記録を支援するためのソリューションを作成していると、シュナイダーエレクトリックの産業情報と資産管理に関するグローバルビジネス開発マネージャーであるサアディ・ケルマニ (Saadi Kermani) は説明している。シュナイダーエレクトリックは、約18ヶ月前にクラウドベースの農業ソリューション技術を提供し始め、現在、SCADAfarmにつながったWaterForceを含む世界中のパートナーシップを開拓していると、ケルマニ氏は言う。

伝統的に、ニュージーランド (および世界のほとんどの国) の農家は、散水に関する決定を下す際に、気象予報と土壌の状態の物理的な追跡に依存してきた。しかし、この方法では、作物が決して乾き過ぎないようにするために水をかけすぎることにつながり、費用のかかる結果をもたらした。農家にとって水自体が高価なだけでなく、ニュージーランドを含む多くの地域では、農家は水の使用に関する地方政府の規定を満たし、使用した水が環境に流出していないことを証明する必要がある。さらに、水の過剰使用による環境への影響は、世界的な影響をももたらす。そのため、BlackHills Farmは、SCADAfarmの精密農法によるアプローチを採用して、必要な水分量を正確に測るだけでなく、時間と場所もリアルタイムで検出してきた。

BlackHills Farmには、2,100頭の牛と800匹の羊のために400ヘクタール (988エーカー) 以上の土地があり、菜種、ケール、飼料用のビートと共に、さらに農場の動物のために70ヘクタール (173エーカー) の緑色飼料作物が栽培されている。これらの農作物に水を供給するために、農場では長さ700メートル (2,300フィート) の電動装置からなるセンターピボットかんがいシステムと、作物の周りを散水して回る (スプリンクラーが複数装備されている) パイプのセクションを複数使用しているが、このピボットは遠隔操作が可能だ。

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