Impinjが最新型リーダーを用いてより小型化、カスタム化の進んだRFIDの導入を図る

Speedway R120 RAIN RFIDリーダーは1ポートしか持たないが、とにかく単体の固定型リーダーを必要としている、小売業をはじめ医療、物流などの業界に適合した製品だ。
著者 Claire Swedberg
Jul 19, 2017

インピンジ (Impinj) は、固定型RAIN RFIDリーダーを新発売した。これは1ポート型で、単一アンテナを必要とする特定用途を狙って従来より小型化を図り、小売店舗や医療機器会社、物流プロバイダーなどに適した製品となっている。同社によれば、導入時にカスタム対応ができるようなより幅広い選択肢を望む顧客のニーズに合わせたものだという。

このSpeedway R120 RAIN RFIDリーダーは、小規模な設備導入あるいは極めて特殊性の高い場所への導入を求める顧客に対し、携帯型リーダーと競合するように設計されており、一台$795と、携帯型機器に比べて価格競争力もある。

Speedway R120リーダー
この新型リーダーは、インピンジ社が同社のパートナーであるシステムインテグレーターや顧客からの要望を取り入れ、フレキシビリティを高めた製品である。その多くは規模の小さな商店や医療施設、物流会社であり、一台きりのリーダーを設置して極めて特殊性の高い用途に使いたい、という要求がある。このR120にはハブユニットが付いていて、ユーザーが後になって台数を増やして使いたいと考えた時に、8アンテナ分まで拡張できるようになっている、とインピンジ社の製品管理担当シニアマネージャーのジョン・フレデリクセンは語る。

インピンジは、さまざまな用途に合わせるため、Speedwayリーダーのファミリーとなる別の2機種を既に販売している。2ポートのR220と、4ポートのR420だ。「インピンジ社のリーダー製品はカスタムソリューションを構築するために用いられています」とフレデリクソンは語る。その目的に沿うように「幅広い読出し環境に実際に対応できるように設計された」リーダーなのだそうだ。

今回発売される機種は、従来は携帯型リーダーを用いるような用途にも多く対応できる。たとえば、小規模店舗ではPOS (販売地点) をはじめとするいくつかの地点で携帯型リーダーを使うことが多かった。そこにR120を設置すれば、担当者の両手が空くのだ。Speedwayファミリーのリーダーはどれも寸法が同じなのだが、この機種はDC電源の他、イーサネット電源技術 (Power-over-Ethernet) も利用でき、EPC準拠のあらゆるUHF帯 RAIN RFIDタグを読み出す。このリーダーをPOSターミナル付近に設置すれば、買い物客がタグの付いた商品を持ってくるだけで、そのタグのIDを読み出してくれるのだ。

Speedway R120は、試着室あたりに一台設置してもよいし、試着した衣料の預かりエリア付近に設置してもよい。

小売店が扱うRFIDタグ付き商品の数はどんどん多くなっている。フレデリクソンによれば、それゆえ、たとえば衣料をはじめとする商品を受け入れる納入口付近に1ポート型リーダーを設置しようと考える小売店が増えている。そうして、従来は商品を目視確認し、さらにバーコードスキャナーや携帯型リーダーを用いて受け入れ検査を行いスプレッドシートに記入するまでの作業をすべて自動化するのだそうだ。

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