新アプリで低コストなRFID展開が可能に

今月末までに、RedBiteのiOSおよびAndroidデバイス用itemitアプリを使用するスマートフォンユーザーは、年間約200ドルの費用とBluetooth対応リーダーの購入費用だけでRFIDによるアセット追跡が可能になる。
著者 Claire Swedberg
Jul 03, 2017

近年ではタグやリーダー、ソフトウェアの価格が下がってきているとは言え、アイテム単位での商品トラッキングが必要な企業の多くにとって、RFID展開はまだ手の出せない高価なものである。英国ケンブリッジに本社を置くモノのインターネット(Internet of Things: IoT)ソフトウェア会社RedBite (Auto ID Labsのスピンオフ企業) は、itemitとして知られる低コストのソリューションを開発した。itemitは、iOSおよびAndroidのアプリと企業ウェブポータルで構成されている。

「これまで、RFIDは非常に高価な技術でした」とRedBiteのCEO、アレックス・C・Y・ウォンは言う。ソフトウェアの導入には、多くの企業にとって法外とも言える桁違いのコストがかかるからである。しかしitemitでは、シングルユーザーがQRコードでアイテムを追跡するだけであれば、無料でサービスを利用できる。ユーザーが自社内の他者とアセットデータを共有したい場合には、各ユーザーをitemit Enterpriseにアップグレードする必要があり、そのために企業は毎月のサブスクリプション費用を支払うことになる。システムで極超短波(UHF)帯RFIDを使用する場合、費用は1ユーザーあたり年間およそ200ドルであり、他者とデータを共有するには追加費用が必要となる。

RedBite itemitのアセット管理ソリューション
QRコードを使用するitemitアプリは、すでに6ヶ月前から利用可能であった。RedBiteは今月、そのRFIDバージョンをiOSデバイス向けにローンチした。そして来月までにはAndroidデバイスでも利用可能になる予定である。

アプリのデザインではシンプルさを追求したと同社は言う。ユーザーはアプリを自分のスマートフォンやタブレット端末にダウンロードし、アセットのプロフィール設定を行う。そこでは、写真を撮ったり、ファイルを添付したり、使用期限やその他のアラートを設定したり、各アイテムに対する様々なコメントを追加したりといった操作が1つのページ上で完了する。QRコードを使用する場合は、QRコードをスキャンしてアイテムにリンクさせる。

RFIDを使用する個人や企業の場合には、アプリにRFID対応機能を追加する必要がある。スマートフォンがTechnology Solutions (UK) Ltd.のBluetooth接続RFID対応リーダーとペアリングされていれば、ユーザーはスマートフォン上でアプリを使用できる。また、8月までにはZebra TechnologiesのRFD8500 Sled Readerにも対応予定である。

ユーザーが購入するRFIDタグは、EPCクラスのUHF帯RFIDタグであればどれでもシステムで使用できるはずだとウォンは言う。産業機器から建物の安全衛生資産まで、タグは様々なものに応用できるが、最も一般的なのは高価な移動アセットでの使用だろうとウォンは説明する。たとえば、ユーザーがラップトップといったアイテムのプロフィールを設定すれば、そのアイテムの写真を撮り、ユーザーマニュアルや検査報告書などの書類をアップロードできるようになる。さらに、そのアイテムを所有する部署、アセットの状態、そのアイテムを特定するために必要な色やメーカー、型式といった属性情報など、カスタマイズ可能な情報を追加することもできる。このアプリは、そのアイテムのプロフィールページでこれらのデータとRFIDタグのID、アイテムの場所を一括して保持する。

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