小売業者、タバコメーカー共にRFIDで商品の陳列状況を追跡

NeWaveの開発したシステムは、棚用プッシャーにRFIDタグを組み込むと共に棚にリーダーを設置し、各プッシャーの位置を特定することにより、その棚の場所にある商品の数量を把握し、在庫切れを防ぎ、万引きを阻むというものだ。
著者 Claire Swedberg
May 29, 2017

あるタバコ会社とカナダのコンビニエンスストアチェーンが、店頭の棚の製品在庫を追跡するための極超短波(UHF)RFIDベースのスマート・シェルフ技術をベータテスト中である。NeWave Sensor Solutionsの提供するこの「スマート・シェルフ」システムにより、コンビニエンスストアはカートンが棚から取り出された時点を追跡できるようになり、したがって、商品補充の必要や、一度に取り出されたカートンの数が不審であることの把握が可能となる。この技術を利用することで、全ての製品にRFIDタグを付与することなく、タバコ会社と小売業者のそれぞれが製品の販売状況や低い在庫水準に気づくことができる。

NeWaveのこのUHF RFIDシステムは、組込式の棚用プッシャー(棚前面の商品が取り出された時に後方の商品を棚の前方へ押し出すばねベースの機構)を用いたものだ。これらのプッシャーにRFIDタグを付けることで、別の商品が取り出され、棚用プッシャーが前方へ動き、タグがシステムに認識可能となった時点で、電波を発するアンテナを備えたNeWaveのNobelリーダーがそれぞれのタグのID数を捉える。

NeWaveの「スマート・シェルフ」技術は、小売業者とメーカーが、店員やメーカーの営業担当者が棚の最小在庫単位(SKU)の一つ一つを目視で数える手作業なしに店頭の棚に陳列された品目を把握するためのソリューションとして2016年に開発された。このソリューションと他のRFIDスマート・シェルフシステムとの違いは、ユーザーがRFIDタグを製品に付与する必要がないことだとNeWaveの技術事業開発マネージャー、ジョン・ペレグリーノ(John Pellegrino)は述べる。

NeWaveのドン・テイラー(Don Taylor)
これまでのRFIDベースのスマート・シェルフシステムは、棚の各商品に取付けられたタグを読み取るリーダーを棚の内外に備えたものであった。ある製品が取り出されると、こうしたリーダーはもうタグIDを読み込まず、その後商品が購入されようとしているか、補充の必要があるかをソフトウェアが判断していた。しかし、商品それぞれへのタグ付けは、まだ費用対効果に優れているとは言えない場合もあるとNeWaveは説明する。タグ一つ一つを購入する必要があり、加えて、全ての製品にタグを付ける作業代が追加費用となるからだ。

「スマート・シェルフ」技術では、棚用プッシャーそれぞれに一片のRFIDタグが設置される。棚が商品でいっぱいでプッシャーの位置が後方にある際には、これらの商品のタグはカバーに覆われている。読み込み可能なのは棚を識別するタグ1点のみとなる。NeWaveのソフトウェアは、棚に紐付けられたタグIDを読み込む。プッシャーに取付けられた他のタグが認識できない場合には、クラウドベースのソフトウェアがそのデータを解析し、ダッシュボードに特定のSKUの在庫が充分あることを表示する。

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