無線自動識別装置(RFID) が燃料監視システムをモノのインターネットに接続した

様々な国の顧客が、このソリューションを採用し、燃料の計量管理が改善したと報告している。
著者 Claire Swedberg
Mar 12, 2017

Fluid Management Technology Pty Ltd. (FMT) は、燃料タンク管理の専門家であり、無線自動識別装置 (RFID) とモノのインターネット (IoT) を使って、クライアントが正確に燃料消費量を監視するためのソリューションを開発しました。 このシステムの骨格をなしているのは、同社がSmartFill GEN 2と呼ぶ装置で、燃料供給を許可されたユーザーのみに制限することによって、盗難を防ぐことができます。

近傍界通信 (NFC) 用のタグが付いたカードまたはフォブを、SmartFillユニットの上で振るだけで、ポンプが作動します。それは、このSmartFillユニットには、NXPセミコンダクター'のPN532チップセットを使用するカスタムメイドのリーダーが入っているからです。 タグは中国の製造元から供給され、ISO 14443A (MIFARE) 規格に準拠しています。 磁気スワイプカードリーダーも、オプションとして利用可能で、ポンプ作動ための代替方法を提供します。

ポンプに固定されたSmartFillユニット
SmartFillユニットを燃料ポンプに取り付ける方法は、2種類あります。 流量計のパルス出力に直接接続すれば、ユニット内のリレーにより電力を制御します。もう一つは、ベンダー固有の二線シリアルデータ接続を介して使用する方法です。 インストール後は、SmartFillを介してのみポンプを作動することになり、効果的に燃料盗難の危険性をなくします。

ポンプが使用される際には、移された燃料の正確な量がユニットに記憶されます。 クライアントが希望する場合は、ドライバーにPINを入力するように促すことができ、誰が、どの車両に、どれだけの燃料を使用したかといった包括的な記録を作成します。 また、FMTは、SmartDip呼ばれるIoTベースのモジュールも提供しており、これは、燃料ポンプに供給するタンク内に残っている量を察知する圧力センサ-につながっています。 このSmartDipのデータは、ユニット内に確保され、セキュアウェブサイトにアップロードすることができ、それにより、スマートフォンを介してリモートでアクセスできます。

SmartFillユニット上をスワイプされているNFCチップが埋め込まれたフォブとカード
FMTのマネージングディレクターであるボブ・トーマス氏によると、このシステムは、あらゆるタイプの燃料と互換性があり、ポンプはパルス出力と一致する流量計を持っています。 まず研究室でテストされた後、顧客サイトでのベータテストを受けました。また、各ユニットは製造時に個別にテストされています。 このシステムはオーストラリア 国立測定研究所の承認を得ているとともに、UL 1238に従って認定されています。

FMTによれば、システムの主な顧客は、鉱山、交通システムやマリーナの経営者だけでなく、複数の車両、トラックを管理する自治体や他の組織も含んでいます。 顧客の中に、オーストラリアの建設会社である Georgiou Groupがあります。 Georgiou Groupの機器マネージャであるキャメロン・トウィ氏は、「SmartFill GEN 2が全体のプロセスを自動化しました」と報告しています。 「このシステムは、多くの工数を節減しています。現在の経済における燃料価格では、一滴の燃料をも監視し、記録できるということは心強いです。」

FMTはオーストラリアのアデレードに拠点を置き、最近米国のミシガン州トロイに支店を開きました。 同社は、オーストラリアで2013年10月、米国では2016年3月にこのシステムを商業的に発表しました。 このソリューションは、個人販売、電子メールキャンペーン、Google広告を通じて販売されており、ボブ・トーマス氏の報告では、オーストラリア、アラブ首長国連邦、パプアニューギニア、米国をはじめ世界各地で、これまで700以上のシステムが設置されました。 「大半はオーストラリアに設置されていますが、米国でもその数はゆっくりと増加しています」とトーマス氏は付け加えました。

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