フィッシャーズ市が技術革新を求めてIoT研究所を発足

IoT研究所フィッシャーズは既に50の参加企業を集め、IoT (モノのインターネット) に関する研究開発を進めて製造業や農業、運輸業に貢献すべく、この夏に開所する予定だ。
著者 Claire Swedberg
Mar 07, 2017

インディアナ州フィッシャーズ市は、中核メンバーにクリアオブジェクト (ClearObject) 社を迎え、インディアナ大学 を相談役として、IoT (モノのインターネット) 関連技術の研究開発を進めるための研究所を開設する。対象となるIoTソリューションとしては、センサー利用データに関するあらゆるシステム、たとえばBLE (Bluetooth Low Energy) やWi-Fi、RFID、ZigBee、セルラー通信などがある。この新研究所の名称はIoT研究所- フィッシャーズ (IoT Lab-Fishers) となり、フィッシャーズ市が市に新たなビジネスチャンスとソリューションをもたらそうと推進しているローンチ・フィッシャーズ (Launch Fishers) の一端を担う。

人口約9万人のフィッシャーズ市は、インディアナポリスの近郊の町だ。スコット・ファドネス市長によれば技術会社が数多く集まり、インディアナ州自体が特にIoT技術の恩恵を多く受ける産業に注力しているという。

スコット・ファドネス市長
4年ほど前から当市は、起業文化を助け育てる包括的経済計画であるローンチ・フィッシャーズを立ち上げ推進してきた、とファドネスは語る。4,800m2 の敷地を提供し、SaaS (ソフトウェア・アズ・ア・サービス) やモバイルアプリを開発する企業に、相互協力的な環境下で開発を最後まで推し進めてもらおうと、コーヒーバーと会議室、インターネット接続を備えた協働空間を作り出したのだ。「起業を求めるための空間です」とファドネスは言う。IoTソリューションへの需要の高まりを受け、当市はさらに別の場所にもIoT開発に特化した空間の検討を始めているそうだ。

フィッシャーズ市を本拠とするIoT関連企業であるクリアオブジェクト社は、この研究所内に第2の拠点を開設する予定だと、同社CEOのジョン・マクドナルドは語る。そこに10人の従業員を配置する計画だ。同社は当初、データアナリティクスのためのプライベートクラウドのサービスを立ち上げ運営してきたが、最近になって、IoTソリューションに取り組む部署を新設した。インディアナ州は、新たな物を作り出し、動かして大きく育てる産業の一大中心地だが、その州の真ん中にクリアオブジェクト社と新しいIoT研究所があるのは何ら偶然ではない、と彼は言う。この州には製造業、運送業そして農産業が揃っている。その競争力を保つために、このセクターの企業はどれも、IoT技術に注目し、センサーとクラウドに集めたデータとを利用して、効率性や安全性をはじめあらゆる課題を解決していかなければならない、とマクドナルドは言う。

「IoTの時代には、モノが大事になります。だから企業は、モノが実際にある場所で、センサーなどを用いてテストを繰り返し、開発を進めることになります。こうしたデータを集めて管理するシステムの開発と並行してです」とマクドナルドは語る。

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