Cisco、RFIDの成熟をIoTの中心に見据える

Ciscoのブラジル支社は、RFIDタグによる識別とモノのインターネットとの統合がますます高まると予想している
著者 Edson Perin
Mar 01, 2017

ブラジルでは、モノのインターネットの計画策定が進められている。2016年12月、「National Bank for Economic and Social Development(国立経済社会開発銀行)」(BNDES)は、モノのインターネットに関する意見を広く募集することを発表した。ブラジル政府の戦略アジェンダにテーマとして正式に盛り込まれているモノのインターネットに関する公共政策に払戻不能の財政支援を獲得するため、提案を募ることがその狙いだ。

ブラジルの「Ministry of Science Technology Innovation and Culture(科学技術イノベーションおよび文化省)」(MCTIC)の長、Gilberto Kassab大臣は、BNDESのリオデジャネイロ本部にて、モノのインターネットの取り組みを主眼としたBNDESに対する1700万ブラジルレアル(550万米ドル)の資金援助契約に調印した。

CiscoのGiuseppe Marrara
本契約は、BNDES総裁、Maria Sílvia Bastos Marquesとの間で調印され、McKinsey & Co.Fundação CPqD、およびPereira Neto|Macedo Advogadosがコンソーシアムとして参加した。

この話題は、モノのインターネットによる情報技術(IT)分野への投資を積極的に行っているCiscoなど、いくつかの国際企業の関心を集めた。Ciscoにとって検討すべきポイントとなっているのは、この計画の実行によって何が得られるのかという問題だ。Ciscoは、ビッグデータと分析がモノのインターネットにおける情報の基本単位だと考えている。

データ収集を行った上でCiscoは、人的介入を必要としないシステムによる現実世界の自動的な認識、読取り、測定なくしては、モノのインターネットは成立しないという見解を示している。「RFIDは、この革新の重要要素だ」。Ciscoの政府関係部門ディレクター、Giuseppe Marraraはこのように述べる。「採用されている感知モデルと接続性モデルは、ビジネスモデルに非常に強く依存する」。

Giuseppe Marraraの考えでは、モノのインターネットに組み込まれるセンサーの代表例は、パッシブRFIDタグ、アクティブRFIDタグ、セミパッシブRFIDタグなどで、モノのインターネットへのリーダーの採用も今後ますます増えていくという。「その意味で、RFID技術にはすでにエコシステムが確立されており、強力なプレイヤーが数多く関わっている。また、ほかの種類のセンサーや分析ソリューションと統合することにより、ビジネスインテリジェンスをさらに充実させることもできるはずだ」とMarraraは説明する。

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