Auguryのシステムが機械装置の健康状態をBLE技術で簡単調査する

このIoTのスタートアップ企業は、Bluetooth Low Energyを利用してHVACなどの装置の稼働状況を検知し、そのデータをサーバーに送付して機械装置類の健康状態を解析できるセンサー技術を開発した。
著者 Claire Swedberg
Feb 21, 2017

チラーやコンプレッサーは、部品の調子が悪くなると、稼働はできるものの、電力の消費効率が低下してコスト高になってしまう。機械装置は効率的に稼働させなければならないのだが、建物や工場の運営者にとって、機械部品の健康管理は難しい課題である。そこで、アメリカとイスラエルに拠点を持つIoTのスタートアップであるオーギュリー (Augury) は、予防的メンテナンスのソリューションを開発した。これは、Bluetooth Low Energy (BLE) 技術を利用しセンサーから機械装置についてのデータを収集するソリューションであり、現在アメリカ国内で数十の企業が利用している。

オーギュリ―は、2015年から携帯型システムを提供しているが、同社が今年の第2四半期に発売を予定している据え置き型のBLEソリューションについては、すでにいくつかの企業が試験導入を進めている。この据え置き型システムは、高価な機械や重要な役割を果たす装置類に取り付けたオーギュリー社のセンサーユニットからのデータを集めるBLEビーコンを有している。オーギュリー社のソリューションは、携帯型およびBLE利用型ともに、機械装置類の健康状態を測定して解析し、担当者にメンテナンス上のアドバイスができるように作られている。

オーギュリー社のセンサー装置
オーギュリーは、冷暖房および空調 (HIVAC) システムをはじめさまざまな機械装置の健康状態をできるだけ簡単に管理する手助けとなるようなシステムの開発を目指して、5年ほど前に設立された、と同社の設立者でCEOを務めるサール・ヨシュコヴィッツは語る。

この携帯型ソリューションと据え置き型BLEセンサーのソリューションはどちらも、超音波センサーや振動センサーを備えており、また、同社製の予防メンテナンス用ソフトウェアが走るクラウドサーバーがこれらのデータを収集して解析し、利用者に機械装置類の健康状態に関するアナリティクスを提供する。

最初に開発された携帯型システムはAuguscopeと呼ばれ、超音波センサーや振動センサーが組み込まれている。また、USB接続を利用しており、装置に取り付けるためのマグネットも付いている。機械装置のメンテナンスの際には、担当者はマグネットを対象の装置に取り付ければ、センサーからのデータをこのデバイスが読みだす。そしてUSB接続で携帯電話やタブレットに接続されると、その情報は処理されてサーバーへと転送される。

新たに開発されたBLE利用システムは、同社によれば、データ収集の自動化がさらに進んでいる。このシステムにはオーギュリー製センサーユニットが搭載されており、チラーやコンプレッサー、ファンなど別々の部品に最大で4つのセンサーが取り付けられる。このセンサーは30分毎に動作し、データを集めてBLE経由でその情報を転送する。この技術が導入されている施設にはオーギュリー社ゲートウェイのノードが整備されていて、このノードに各センサーユニットからのデータがBLEを介して集まり、セルラーやWi-Fi接続を利用して最新のデータがサーバーへと転送される。このゲートウェイにはセキュリティ機能も組み込まれており、情報は内蔵のICにより暗号化されてからサーバーへと送付される。

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