ArvindがRFIDを用いてアロー ドレスシャツをさらにスマートに仕上げた

この衣料品メーカーの製品には左のカフスにNFCタグが埋め込まれ、これを着ていれば名刺やソーシャルメディアのページなどを相手に伝えたり、プレイリストに従って音楽を鳴らしたりできる。
著者 Nathaniel Prince
Feb 05, 2017

近距離無線通信 (NFC) 技術の力を借りてインドでも紳士用ドレスシャツにRFIDの機能が加わった。インドの衣料品メーカーアーヴィンド (Arvind) が製造するアロー スマートシャツの左のカフスにはNFCタグが埋め込まれている。

Android (アンドロイド) のスマートフォンにあらかじめアロー スマートシャツ アプリがインストールされていれば、そのフォンを左カフスの上にかざしてスワイプするだけでアプリの設定が進み、同じくこのアプリを使う相手方に名刺を送ったり、LinkedInのプロフィールやFacebookのページの交換ができる。この際も、左カフスの上にNFC機能付きのフォンをかざしてスワイプするだけでいいのだ。同社によればこうして、カンファレンスやコンベンションなどの会議やイベントの場で情報交換を素早く済ますことができる。またこのアプリの設定により、プレイリストに従って音楽を鳴らすこともできる。

アロー スマートシャツを着た男性が左カフスの上でスマートフォンをスワイプすれば、アローのフォン用アプリの設定が進み、相手が男性の名刺を受け取ったりソーシャルメディアのページを見たりできる。
アーヴィンドは、アローをはじめとするさまざまなライセンスやフランチャイズを通じてインド全国にブランド物の衣料品を提供している。「170年を超えるその豊かな歴史を通じ、アローは紳士用ウェアの世界でいくつもの革新を最前線で推し進めてきました」と、アーヴィンドの伝統的ブランド部門の最高執行責任者を務めるヴェンカトラマニ・Kは語る。「取り外し式のカラーや、世界初の防縮加工ずみコットンショーツをはじめ、20世紀のスポーツウェアー、それにステッチレス・シャツやオートフレックス加工のズボンといった技術革新まで、アローは常に新時代のプロフェッショナル達のニーズに応えるよう進化を続けてまいりました。そして新たに加わったのがこのスマートシャツです。スマートシャツは、最新のテクノロジーに精通したヤングプロフェッショナルの皆様のニーズにお応えするために開発されました。」

同社がNFC技術を利用することに決めたのは、インドをはじめ世界中で広く使われているAndroidスマートフォンとの互換性を考えてのことだ。さらにアーヴィンドは、店舗内で電子式カタログを配布するために用いたNFC技術の初期の実験の結果が大変気に入っていた。シャツに埋め込まれているタグには、NXPセミコンダクターズ製のNTAG216チップが使われている。シャツのどこにそのタグがあるかが分かるように、アーヴィンド社は左のカフスに小さな反射式ラベルを縫い込んだ。

このアロー スマートシャツ用のソフトウェアとアプリは、サードパーティーによって開発されたものだが、広範な利用事例のシナリオに沿って役立つことが保証できるよう、徹底的にテストされた。加えて、このシャツ自体も外部の研究機関のテストを受けて、縫い込まれたタグが、手洗いにせよ洗濯機を使うにせよ洗濯に十分に耐えることも確認済みである。

アーヴィンド社がアロー スマートシャツの販売を始めたのは昨年8月。小売価格は2,999ルピー (US$44) で、これはインドで売られている通常のドレスシャツの値段にと同じくらいなので、平均的なビジネスマンにとっても支払いやすい競争力のある価格設定となっている。

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