ステンレススチール製NFCタグが安全管理用機器のメンテナンスをトラッキング

Process Systems Engineering社は今年、NFC機能付き製品を新発売した。これは、工業や石油、ガス、化学産業の現場で安全計装システム用機器のメンテナンスやテストのトラッキングに用いられ、すべての機器が適切に維持管理され検査されていることを確認できる。
著者 Claire Swedberg
タグ: NFC, Security
Jan 08, 2017

工業技術の会社PSE (プロセス・システムズ・エンジニアリング) は、自社開発した近距離無線通信 (NFC) RFIDラベルを今年から販売している。種々の産業の現場で安全計装システム用の装置類を識別し、そのメンテナンスや較正の履歴をトラッキングするためのラベルだ。このラベルは、石油やガス会社、製油所や化学工場などの極めて危険の多い現場で使われる装置類に取り付けて使用される。RFIDラベルを使うことで、企業は個々の安全計装システム用装置類のメンテナンス履歴を自動的に収集し、すべての装置類が適切にメンテナンスされ、また作業漏れなどがないことを確認できる。

RSEは、工業分野のプロセス管理、製造工程の自動化、工程の安全管理、それに安全管理用装置類に特化してフルサービスを提供するコンサルティング会社である。化学、製薬、石油化学、石油やガス関連企業がその顧客だと、PSE社プリンシパルのリチャード・プランケは言う。

TAG-TITEを使ってメンテナンス用装置にしっかりと取り付けられたSIS-TAGタグ。
PSE社の顧客は、各社の構内で危険物材料を扱っており、その保管時にも気体や液体の漏れなどが発生しないように、しっかりと管理しなければならない。それゆえこうした企業は、タンクや貯槽に安全計装システムのための装置類を取り付け、例えばその内圧をトラッキングして異常を検知したら警報を表示する等ができる。毎月や四半期ごと、一年毎など定期的に、こうした企業はメンテナンス担当者や検査員に施設内を回らせ、例えばバルブのストローキング (開閉テスト) 等の検査手法を実施してこうした装置類の正常動作を確認している。

メンテナンス担当者は、各自の作業内容を所定の用紙に手書きで記録する。これは、危険物質のある区域ではラップトップなどのコンピューター類でさえも使用を控えなくてはならないからだ。そこでは担当者はデータ入力にラップトップも通常のタブレットも使うことができないのだ。

SIS-TAGは極限状況下でも視認性に優れ、RFIDによる識別ができる。
過去2年の間、PSE社はSIS-TAGと呼ばれるバーコード付きラベルを提供してきた。これは、TAG-TITEと名付けた開封シール付きのステンレス製留め具で安全管理用装置類に取り付けられる。「弊社のお客様は、バーコードを用いながら装置類のトラッキングと維持管理ができる製品を望んでいました」とプランケは言う。そうして簡単に個々の装置類を識別するのだそうだ。2015年に同社は、名前は明かしてもらえなかったがある石油化学の企業にSIS-TAGラベルを販売し、その後その企業からRFID利用版のタグの要求を受けた。

プランケによれば、化学や石油、ガスなどの工業分野の企業は一般的に、機器類のメンテナンス履歴を管理するためにRFID技術を使う方向へと向かっているそうだ。PSE社の顧客であるこの石油化学系の企業も、他の多くの会社と同様に、既に装置のいくつかにRFIDを使った経験があり、そのメンテナンス担当者は既に、検査やメンテナンスの作業に際しタグデータを読み出して各装置類の履歴を更新するために、本質的に安全な携帯型RFIDリーダーを使用しているのだ。だからこの企業は、2015年にPSE社に対しSIS-TAGのRFID版を問い合わせ、安全計装システム用装置類のテストも同社のRFID使用型の装置管理システムに組み入れようと考えたのだと、プランケは説明する。

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