PillDrillがRFIDの利用で心の平和をもたらす

このシステムは患者が薬を正しく服用する助けとなり、介護人や家族を安心させてくれる。
著者 Nathaniel Prince
Jan 06, 2017

今年の前半から、PillDrill (ピルドリル) という名の会社が、RFIDを利用した錠剤の服用管理システムを発売している。患者が錠剤を正しく服用する際の手助けとなり、その健康状態の管理もできるように設計されたシステムだ。Hub (ハブ) と呼ばれるRFIDリーダーを組み込んだデバイスを中心にしたこのシステムには、社名と同じPillDrill (ピルドリル) の名が与えられている。患者は、錠剤のビンや箱などの容器にパッシブ型RFIDタグを取り付けることができる。また、RFID機能がついた一週間分の錠剤整理ケースも別売されており、これには底にRFIDタグが取り付けられ自由に取り出せる医薬品ケース (ポッド) が7つ付いている。

患者が服薬のスケジュールをPillDrillのウェブサイトに登録すれば、服薬の時間が来るとHubが光の点滅と音でそれを教え、大型のLCD画面には服用に関する詳しい情報が表示される。そして患者がその錠剤の容器をHubの上でゆする動作をすれば、装置は服用の完了を検知する。

患者はHubの上で錠剤の容器をゆっくりと動かして、装置に服用が済んだことを知らせる。
この情報は、Wi-Fiからインターネット経由でPillDrill社のサーバーに送付され、家族や介護人のスマートフォンのアプリ上で通知され、薬を正しく服用したことを確認できる。このPillDrillのアプリはAppleのiPhonesやiPadに対応し、iTunesのウェブサイトからダウンロードできる (Andriod版は現在開発中)。あるいは、SMSのテキストメッセージやメールでの通知を選ぶこともできる。

このシステムにはMood Cube (ムードキューブ) も付いており、そのさいころ型の面には5種類の顔の絵が描かれている。それぞれが別の心の状態を表し、その時々の患者の気持ちや痛みの程度に対応ている。最高、良好、普通、悪い、最悪の5つだ。患者は自分の今の気持ちを示す絵柄をスワイプするだけで良い。こうして選んだ絵柄を長期にわたってトラッキングし、それを心の状態の変化に対応付けることで、服薬が体調にどう影響しているかを介護人に理解してもらえるのだ。

このPillDrillキットにはHubの他、12のRFIDタグ、一週間分の錠剤整理ケースが2つ (ひとつは朝用でもう一つは夕用)、それにMood Cubeが付いている。

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