フィルター・メーカーがセンサーで正しいタイミングを計る

Donaldsonは顧客企業に、圧力センサーを利用した、ディーゼル燃料ディスペンサーで使われているフィルターをその寿命にわたってトラッキングするソリューションを提供している。事業全体を円滑に稼働させ続けるためだ。
著者 Mary Catherine O'Connor
Nov 11, 2016

ドナルドソン (Donaldson) 社はさまざまな用途に使われるフィルター濾過システムのメーカーである。都市から遠く離れた作業現場で働く重機へ給油する、ディーゼル燃料の濾過装置もその一つだ。この場合、フィルターを適切な時期に交換することが極めて重要になると、ドナルドソン社クリーン燃料ソリューション部門のグローバルディレクターを務めるスコット・グロスバウアーは語る。

「鉱業は弊社にとって一大マーケットです」と彼は言う。運搬用トラック一台が一日24時間で1,000ガロンものディーゼルを燃焼するからだけではない。どのトラックも休みなく稼働し続け、給油も途絶えることがないからだ。しかしながら、作業現場に届いた燃料と大型タンクに貯蔵されている (そしてそこから重機に給油される) 燃料の品質はさまざまだ。その品質レベルは予測が効かず、従ってフィルターの交換までにいったいどれだけの量のディーゼルをろ過できるのかは分からない。送り出す燃料の汚れがひどければ、きれいな燃料の場合に比べフィルターは早く目詰まりを起こしてしまう。このため、鉱業の担当者にとってフィルターの交換時期や、常時いくらの予備フィルターが必要かを見極めることは難しいのだ。

燃料は作業現場へと送られ、また大型タンクに貯めこまれて車両に給油される。(写真はATEK Access Technologiesの好意による)
昨年グロスバウアーの同僚は、その同僚が親しくしている、機械装置間のコミュニケーション・ネットワークを開発する ATEKアクセステクノロジーズ (ATEK Access Technologies) 社長のシェリー・マクダニエルとドナルドソン社の打ち合わせを設定したと語った。Donaldson社とATEK社は、どちらも本社がミネアポリスの郊外にある。この同僚は、の主力製品の一つTankScanについて良く知っていた。このクラウドベースの監視システムを、Donaldson社は顧客への給油サービスで、給油を繰り返すスケジュールを立てるために使っているからだ。それなら、ATEK社はこのシステムを、Donaldson社の燃料フィルターの状態のトラッキングができるように開発してくれないだろうか。

「ATEK社がインターネットで繋がれた製品に対して何をやって来たか、興味津々で話を聞きました」とグロスバウアーは語る。「そうして、フィルターシステムの圧力低下を監視すれば、やがて大きな節約が可能になるだろうと気が付いたのです。」

フィルターが交換されるとすぐに、燃料が通り抜けていくのに従ってゴミや不純物でフィルターが詰まり始める。やがて、残滓がたまっていくにつれて燃料がフィルターを通過する速度が落ち、フィルターを通り抜ける際の燃料の圧力が変わってくる。「その圧力がある一定値に達したら、一定時間のうちに燃料を (フィルターが新しい時のようには) 給油できなくなり、最後には、やっと染み出すほどになります。」このために給油が遅れれば、その分ドナルドソン社の顧客企業の作業自体が遅れることになる。

グロスバウアーは続けて言う。「順調に作業が進んでいると思っても、突然フィルターが詰まってしまうのです。だから、ここで価値ある提案といえば、(フィルターの内部圧力を) トラッキングすることと、トレンドを見極めることです。」これには長い時間をかけ、多くのフィルターの寿命期間にわたって調べる必要がある。そうすれば顧客は、寿命の短いフィルターと汚れた燃料の供給との間に相関関係を見出すことができるからだ。

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