RFIDでマイユ・マスタードの販売が一味変わる

同社のロンドン・ブティックで、RFID付きスプーンを使ったシステムを使って顧客エンゲージメントを高め売上率を伸ばした。
著者 Claire Swedberg
Nov 03, 2016

高級マスタードで名高いマイユ (Maille) 社が、RFIDを利用して顧客の好みの商品をデジタル的に記録するソリューションを、新たにパリとニューヨークの店舗に導入する計画を進めている。ロンドンの店舗では既にこのシステムが稼働しており、お客様が店頭で使うスプーンにRFIDタグが付けられて、試食しているマスタードの風味を表示しまたその好みのデータを集めている。こうして、お客様一人ひとりにその好みの風味に関する以前からの記録を示し、こうして築いた顧客エンゲージメントをお客様が店舗を出た後も保つことができるようになる。

英国のクリエイティブ・エージェンシーであるミスター・プレジデント (Mr. President) 社が開発したこのシステムは、2015年よりロンドンのピカデリー・アーケードにあるマイユ社のブティックに導入され稼働している。パリとニューヨークの店舗への導入予定日はまだ決まっていないと、ミスター・プレジデント社クリエイティブパートナーのローラ・ジョルダン‐バンバーは言う。(マイユ社はこの問い合わせに答えなかった。)

マイユのロンドン・ブティックのカウンターで、買い物客はRFIDタグ付きディスカバリースプーンを使って自由に試食する。
マイユのロンドン・ブティックには年間およそ7万人 (一日平均200人) が訪れる。その多くは国内外からの旅行客だ。でも、せっかく築きかけた顧客との関係は、普通なら客が店を出れば終わってしまう。さまざまな風味を試し買い物が終われば、もう二度とマイユの専門店に戻って来ないかもしれない。そこで、マイユの親会社であるユニリーバ (Unilever) はMr. President社ならびに製造担当のヒルシュ&マン (Hirsch & Mann) 社と協力し、マスタード専門店とお客様との関係をつくりそれがお客様が店舗を出た後も続くような方法を開発した。

ジョルダン‐バンバーによればこのシステムは、木製のスプーンにスパークファン (Sparkfun) 社製のパッシブ型125kHz RFIDタグSEN 09417が組み込まれているのが特徴だという。この円形のタグは半径16mmで厚さは1.85mmであり、それと分からないようにスプーンに取り付けられる。それぞれのタグにはEMマイクロエレクトロニック社製チップEM4001が搭載され、そのメモリーに固有のID番号が格納されている。

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