ラム・リキュールのマリブがNFCコネクテッドなボトルでおもてなし

このココナッツ風味のリキュールであるマリブのメーカーは、テスコの買い物客に対する3か月限定の試験運用で、RFIDがどの程度お客様との関係を作りその振る舞いを理解するのに役立つかを調べる。
著者 Claire Swedberg
Oct 10, 2016

ペルノ・リカールUK (Pernod Ricard UK) は、同社の看板商品のひとつ、ココナッツ風味のラム・リキュールであるマリブ (Malibu) の「コネクテッド・ボトル」版を新発売している。このボトルにはNFC (近距離無線通信) RFIDタグが貼られ、お客様がNFC機能付きの携帯電話をタップすれば、製品に関連したコンテンツが閲覧できるようになっている。今回試験的に運用されるこの技術 (NFCタグおよびコンテンツ管理ソフトウェア) は、英国のIoT (モノのインターネット) 技術会社シャープエンド・エージェンシー (SharpEnd Agency) が提供する。

今月初めより始まったキャンペーンは、4万本のボトルを用意して、それぞれ正面のMALIBUと夕陽のロゴの下にNFCタグを貼り付ける。このボトルは英国全土のチェーンストアテスコ (Tesco) で売られ、ボトルの首には宣伝用ラベルが付き、ボトルの正面で携帯電話をタップすると音楽やレシピ、コンテストなどのさまざまなコンテンツを利用できるようになっている。

このマリブの夕陽のロゴの下にあるNFC RFIDタグにNFC機能付き携帯電話を向けてタップすれば、商品情報の閲覧ができる。
長期的には、お客様の関心に訴えるだけでなく、このボトルがどこに行って飲まれるのか、商品のどこにどれほどの興味を持ってもらえているか、詳しく知りたい、とマリブ社の英国の販売責任者たちは望んでいる。

ペルノ・リカール社の別部門であるザ・アブソリュート・カンパニー (The Absolut Company, TAC) は、マリブ社の販売責任者たちと技術面で提携して、英国の消費者とより深い関係を築こうとしてきた。TAC社はストックホルムにイノベーション研究所を持っており、この研究所とシャープエンド社がコネクテッド・ボトルのコンセプトを実現して試験運用に漕ぎつけたのだ。

TAC社は過去数年間にわたりシャープエンド社と協力し、新技術を用いて英国全土の消費者に同社のブランドへの関心を持ってもらうためのさまざまな拡販戦略を作り上げてきた。「弊社はエージェンシーであり、数多くのブランド主と手を結び、RFIDやNFCを利用したソリューションを用いるたくさんのプロジェクトに取り組んでいます」と、シャープエンド社の創設者であるキャメロン・ワースは語る。彼の会社は、英国で唯一、IoT (モノのインターネット) 関連を専門とするエージェンシーであり、マーケティングと技術、それにブランド構築の間にあるギャップの橋渡しをしているのだそうだ。

マリブ社のマーケティング担当者たちは、 まずはお客様方の役に立ちながら、将来的には、商品を売ってくれる小売店に同社の商品が渡った後に何が起きているかを会社側が十分に理解できるようなシステムの試験運用を願ってきた。「従来、ボトルが小売店へ渡ると、どのブランドでも同じでしょうがマリブの側では、その後のことはよく分からなかったのです」とワースは説明する。小売店で商品を買ってくれるお客様がどんな人かも、どこでどんな風に買われて、どう楽しんでいただいているかも、さっぱり分からなかったのだ。「コネクテッド・ボトルによってマリブ社は、一般のお客様についてより良く理解でき、お客様に近づくことができます。」RFID技術のおかげで、お客さんがどこにいてどんなコンテンツを閲覧したかといった情報を集めることができるのだ、と彼は付け加えた。

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