水道管のメンテナンス担当者がRFIDを利用して効率化を図る

ホーフォー社はすでに地下に埋設されている水道管の1万のバルブキャップにRFIDタグを取り付けた。これで、メンテナンス担当者はヴェリロック製システムを使い作業の開始前に各バルブのデータ履歴を読むことができる。
著者 Claire Swedberg
Sep 22, 2016

コペンハーゲンのユーティリティサービス会社ホーフォー (Hofor) は、UHF (極超短波) 帯RFID (無線自動識別) ソリューションを使って、同社の職員が水道管のメンテナンス作業を始める前にデータを集めるのに掛かっていた時間を40%近く短縮した。このRFIDシステムにより、同社はバルブを自動的に識別してその履歴データを入手し、外回り中の担当職員を選んで現場に向かわせることができる。同社は、同社が管理する16万の水道の約半数にRFIDタグ付きの止水バルブを使うことに決めている。メンテナンスと修理作業のトラッキングがその目的だ。

RFIDを使いだして、ホーフォー社職員のバルブのメンテナンス作業は楽になり精度が向上した、と同社セクションヘッドのオーレ・スクーテは語る。「現場で作業する担当者の皆さんには、メンテナンスのために正しいデータが与えられるべきだと願っていました。でもRFIDタグをすべての部品に取り付けるまでは、現場で履歴データを見ることはとても難しかったのです。」こうしてすべてのバルブにタグ付けが済んだなら、次はこの技術を、同社の地上施設にあるツール類や補充品にも広めていく予定だ。同社の本社施設内でツール類のトラッキングをするためのタグ付け作業は、今年末に着手するそうだ。

ホーフォー社のオーレ・スクーテ
2009年以来、ホーフォー社は、ユーティリティー会社に代わってメンテナンス記録を管理するデンマークの会社Pernexus Systemsが提供したクラウドベースのソフトウェアを利用している。このPernexus社とRFID会社のBeta Technicは最近、ヴェリロック・オートメーション (Veriloc Automation) という名の合弁企業を設立し、RFID用ハードウェアと拠点分散型のソフトウェア管理の提供を始めた (この社名は真実を表すveritasと場所を表すlocosに由来する)。

ホーフォー社は、ユーティリティー分野ではヴェリロック社の最初のRFID関連の顧客だと、同社の営業部長ペーター・グリーンフォートは言う。しかしながら、この技術会社は現在、他のユーティリティー関連会社の水道管や会社施設にも同じソリューションを導入するための話を進めているそうだ。

ヴェリロック社は複数のベンダー製のUHF RFIDタグを提供していると、同社社長のクリスチャン・アルムスコウは語る。同社は、担当者が携帯電話やタブレットからブルートゥース接続により携帯型RFIDリーダーを操作できるようにしている。タブレットや携帯電話上でヴェリロック社のiOSやAndroid用アプリを立ち上げれば、メンテナンス担当者は、現場で作業をしている特定のバルブに関するデータの読み出しや入力ができるのだ。このアプリは新たなデータを、クラウドベースのサーバー上で走るヴェリロック社のコンテンツ管理用ソフトウェアへと送付する。

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