SMARTRACとRFMicronの2社が温度センサー技術付きパッシブ型RFIDを新発売

この新型センサーがあれば、安価な使い捨て型パッシブRFIDタグと市販のUHF帯EPC Gen 2リーダーを用いて、商品や装置類の温度のトラッキングができる。
著者 Claire Swedberg
タグ: Sensors
Jun 08, 2016

SMARTRACRFMicronはそれぞれ、温度測定機能のついたパッシブ型極超短波 (UHF) 帯RFIDインレーを新たに発売した。食品をはじめサプライチェーンや倉庫で傷みやすい商品の温度履歴のトラッキングに利用できる、計測記録装置やアクティブ型RFIDタグに比べて安価な代替品になるとして、両社は拡販を進めている。RFMicron社は、センサーによる測定データの無線通信と収集ができるいくつかの新製品も併せて発売した。これらの製品は、この5月初にフロリダ州オーランドで開催されたRFID Journal LIVE!カンファレンス&エキシビジョンの場で発表された。

SMARTRAC社の温度センサー付きインレーDogBone
SMARTRAC社の温度センサー付きインレーDogBoneとRFMicron社Magnus利用温度センサーは、どちらも昨年発売されたRFMicron社製のパッシブ型RFIDセンサーICであるMagnus S3を利用している (英文記事 RFMicron社が湿度センサーや温度センサー、圧力センサーが付いたパッシブ型UHFチップを新発売 を参照)。これらのUHFタグは使い捨て型で、接着剤が付いて所定の商品に貼付でき、UHF帯RFIDリーダーでの読み取りの際にその商品の温度を測定して知らせてくれるのだ。SMARTRAC社のインレーは、同社の湿度測定用センサーDogBoneの姉妹品であり、RFMicron社製Magnus S2チップを用いて作られている、とSMARTRAC社オートモーティブ・セグメント長のローリ・ハイチネンは語る。

RFMicron社のアンディー・ランブレチト
この温度センサーDogBoneインレーとMagnus利用温度センサータグはそれぞれ、商品の温度を12ビットで表す温度センサー回路がチップ上に組み込まれている。市販のUHF帯リーダーがそのデータをタグの固有IDと共に受け取り、RFMicron社ソフトウェアを用いてその12ビットの読み取りデータを‐40℃から+85℃までの温度表示に変換する。

Magnus S3チップは、半導体の製造工程で施される一点較正の後、標準的に±3℃の精度を持つ。これとは別に、温度センサーDogBoneインレーとRFMicron社のセンサータグは2点較正チップの搭載もでき、この場合の温度測定精度は±0.55℃となる。さらに、新型のセンサーDogBoneインレーは、従来の湿度センサーの機能も持たせることができる。ただしこの場合、湿気や水分が存在するため、MagnusチップはRFIDタグのアンテナ部でインピーダンスの変化が生じる。

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