風力発電事業に可視化をもたらすRFID技術

UHF RFIDタグとHF RFIDタグのコンビネーションにより、SSC Windでは作業地での工具の紛失が75%から2%まで減り、再調整を予定通り確実に行うことが可能になった。
著者 Claire Swedberg
タグ: Energy
Apr 26, 2016

ドイツのエネルギー技術企業、SSC Windは、パッシブ超高周波(UHF)RFIDタグとパッシブ高周波(HF)RFIDタグをGPS技術と組み合わせて活用し、作業現場のコンテナおよび作業車両に保管した工具や機器の管理を行っている。このことにより、工具を以前よりも正確に把握し、終業時に工具が返却されたことを確認できるようになったため、工具を探したり交換したりする費用の削減につながっている。このソリューションは、トラック・アンド・トレース・システムの提供企業、DHL-MyIDentificationが提供したもので、組立材・締結材メーカーのWürthが大部分を提供した工具には、RFIDが取り付けられている。

SSC Windでは2014年にこのソリューションを試験的に導入したが、この際には1ヵ所の現場にてコンテナ1基と車両1台に保管された機器1,000個と工具600個を用いた。今年、SSC Windはヨーロッパ中の合計約20ヵ所の各エネルギープロジェクトでRFIDタグを取り付けた工具や機器を導入している。

DHL-MyIdentification は、各工具にDHL-MyID MasterTag パッシブHF RFIDタグを取り付け、次いでRFIDリーダーを使用してタグのID番号をDHL-MyID インサイド ソフトウェアにアップロードし、工具についての情報にID番号を紐付けた。
過去14年にわたり、SSC Windはヨーロッパのさまざまな風力発電所にて運転および保全サポートを提供してきた。SSC Windはこの分野において陸上および海上に風力タービン1,300基を建設し、現在も保全を行っている。

SSC Windでは、作業員チームを各プロジェクトに派遣するが、作業員はレンチやペンチ、スリング、ハーネスその他の機器を使用しており、そのすべてが現場の自動車やトレーラーに保管される。作業員チームは保全作業に集中して取り組むことを求められるが、機器を探すことに気を取られることも多い。工具の紛失は大きな損害となることもある。また、工具の使用を管理して工具の適切な調整と認定を確実に行う必要がある。

SSC Windは、コスト効果の高い方法を模索して、技術者、電気技師、監督者の作業を簡素化しようと努めてきた。そしてこの目標に向け、「Partnership…The Next Generation」というプロジェクトを開始したが、このプロジェクトにはDHL-MyIdentificationが協力し、工具と機器の自動トラッキングおよびトレーシングの実現を図った。

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