RFIDによる特殊医薬品管理の自動化を計画するPublix

ASD HealthcareのCubixxシステムは、スーパーマーケット チェーンのPublixの薬剤師が、委託販売される高額で在庫数の少ない特殊医薬品を自動的にトラッキングすることを可能にしようとしている。
著者 Claire Swedberg
Mar 28, 2016

980ヵ所に薬局を有する米国南東部のスーパーマーケット チェーン、Publixは、薬局において特殊医薬品のトラッキングを行うAmerisourceBergenのRFIDベースの医薬品管理システム、Cubixxの使用に関する契約をAmerisourceBergenと締結した。Cubixxシステムを使用することによって、薬局では、特別委託販売商品など、使用した場合のみに請求が行われる製品を自動的に追跡することができる。(現時点で、PublixはCubixxシステムの使用に関して詳細な情報は明らかにしていない)

過去10年間、ASD Healthcare(AmerisourceBergenの特殊医薬品配給部門)は、救急病院をはじめ、薬局、診療所、病院、さらには患者に対し、Cubixx冷蔵庫内のRFIDタグ付き商品のトラッキングを行うCubixxソリューションを提供してきた(ASD Healthcare Deploys RFID Refrigerated Drug Cabinetsを参照)。特殊医薬品は、医療提供者にとって特に取り扱いが難しいのだと、ASD Healthcareのビジネス イノベーション部門VP、Chris Floriは語る。その理由は、特殊医薬品は使用頻度が低く、非常に高価だからだ。そのため、病院その他の医療提供施設は、少数の特殊医薬品を在庫し、処方した分だけ費用を支払う委託販売方式に移行する傾向にある。しかし、RFIDのような自動化技術を使用することなく手作業で特殊医薬品のトラッキングを行うのは骨の折れる作業なのだという。

Cubixxの各冷蔵キャビネットは、保管されているすべての医薬品の在庫数を自動的に記録する内蔵型UHF RFIDリーダーとRFIDリーダー アンテナアレイを搭載している。
「PublixとAmerisourceBergenはいずれも、患者の立場に立ったソリューションを提供することを重視している。特殊医薬品に対するニーズが高まる中、このパートナーシップは、患者がPublixを薬局として利用し続け、必要な時に適切な医薬品を入手できるという信頼感を実現する」とFloriは語る。

すでにCubixxの在庫管理ソリューションを活用している多くの薬局では、自宅で高額の特殊医薬品を使用する患者に対するCubixxユニットの提供も行っている。これにより、薬剤がユニットから取り出されたかどうか、また取り出された日時をCubixxシステムで記録して、処方オーダーの追加を行うことができる。このシステムでは、期待されるペースで患者が薬剤を使用していないと考えられる場合にはフォローアップの電話をかけるよう薬剤師または医師に促すこともできる。

Cubixxのサイズは、1.7立法フィート(約48.13リットル)から56立法フィート(約1585.36リットル)までさまざまで、団体利用の場合、単一または複数のユニットを使用できる。各ユニットは、内蔵UHF RFIDリーダーとRFIDリーダー アンテナアレイを搭載している。薬局ごとの基準や使用される個々のCubixxユニットに応じて、リーダーやアンテナのメーカーやモデルはさまざまだ。ユニットは、冷蔵庫または冷凍庫として機能し、リーダーによって-30°C(-22°F)までの温度をタグの目盛りで読み取ることができる。Cubixxのユニットとデータは、完全にカスタマイズ可能で、「情報はHIPPAで保護されており、ASD Healthcareは患者のプライバシー保護を確保している」とFloriは語る。

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