キエフのショッピングセンターがLeantegraのRTLSビーコンのソリューションをテスト

アートモールがブルートゥースとウルトラワイドバンド技術を使ったシステムをテスト中。買い物客や商品の位置情報を追跡管理してさまざまなサービスを提供していく。
著者 Claire Swedberg
タグ: beacons, Retail, RTLS
Dec 12, 2015

ウクライナのキエフにあるショッピングセンターのアートモール (Art Mall) がRTLS (リアルタイム位置追跡システム) の試験運用を進めている。これは、モール内の全商店をめぐる買い物客の往来の様子を調べ、ブルートゥースの利用が可能なスマートフォン上のアプリを通じて、アプリのユーザーに位置情報に基づいた適切な情報を提供するサービスである。リーンテグラ (Leantegra) が開発したこのソリューションは、BLE (ブルートゥース・ローエナジー) ビーコンとWi-FiとUWB (ウルトラワイドバンド) 技術の3つを組み合わせた技術である。この商店街では、集めたデータの精度を調べ、事業主側にとっての価値を明らかにし、さらに、買い物客の行動に関するデータとそのアナリティクスを集めて表示するこのシステムの能力について各店の経営者たちに詳しく学んでもらった。

リーンテグラ社のハイブリッド・システムで集められるデータを用いて、この商店街は、ぶらぶらと歩く買い物客をより多く惹きつけたり、ある特定の場所により長く留まってもらえるような情報について各商店が学び取ることを期待している、とアートモールのマーケッティング・ディレクターのユリア・ヴァンチェンコは語る。試験運用は2015年9月に始まり、2016年2月までの予定である。

CVOポータルが買い物客の行動様式に関するデータとそのアナリティクスを表示。 (画像をクリックすると大きな画像に変わります。)

リーンテグラの本社はニュージャージー州ウェストニューヨークにあり、ウクライナとイスラエル、ポーランドに事務所がある。設立は2014年で、小売業者に妥当な価格でインストールも容易なモバイル用アプリを提供している。この会社の調べによると、従来から近接通信による情報提供のために開発されてきた技術はどれも大きな費用がかかるし、安価なビーコンシステムでは十分な量の情報のやり取りができない。UWBを利用するようなRTLSソリューションは通常は専用のソフトウェアと有線で繋がれたリーダーが必要となる。ビーコンを利用したシステムはそれほど費用が掛からないし買い物客の携帯電話にコンテンツを送付できるが、特定の個人の位置を正確に知ることはできない。

アートモールのユリア・ヴァンチェンコ

リーンテグラによれば、同社はビーコンとUWBとWi-Fiとを用い、安価ですぐに使えるソリューションを開発した。このシステムの構成は、電池駆動のパワービーコン (PowerBeacons)、Wi-Fiの利用も可能で立ち上げ時に有線接続が不要なブルートゥース・ビーコン、モールの買い物客が身に付けるUWB パワーモート (PowerMote)、そしてCVOポータルと呼ばれる、リーンテグラ社の管理するサーバーを経由してユーザーが利用できるアプリとクラウドベースのコンテンツ管理ソフト、となっている。この中のキーデバイスはパワービーコン、つまり、多くのデバイスからのすべての無線のトラフィックを監視するゲートウェイである。

このパワービーコンは、ブルートゥースとUWBの2つの動作モードを持つ。UWBの動作モードでは、パワーモート (PowerMote) と呼ばれる、UWBの利用が可能で電池駆動のデバイスを通じて、ユーザーはある個人の位置情報を追跡管理できる。このパワービーコンはビーコン信号を周辺の携帯電話に送信し、パワーモートと繋がっている携帯電話から送り返されてくるUWBやビーコン送信信号を受信する。パワーモートはここではリストバンド型か、またはベルトやショッピングカートの前部に装着する小型デバイスである。

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